月刊メディカルサロン「診断」
身体を手軽に調べる月刊メディカルサロン2005年4月号
予防することの重要性
「メディカルサロンに、ブラッと出かけて、手軽に採血してもらう」それは可能です。病院に行くときのように重々しい気分にならないで気軽にできるのが特徴です。
「最近なんか体調が悪いなぁ。お酒に弱くなった感じだし」と思っていたら、とんでもない肝臓病だったということがあります。「ちょっとむくみやすくなったかなぁ」と思っていたら、とんでもない腎臓病だったということもあります。「目が見えにくくなってきたなぁ。老眼かなぁ」と思っていたら、ずいぶん前から糖尿病で、失明寸前のすでに取り返しの付かない状態になっていることもしばしばです。「まだ40代なのに死んでしまった」という場合、事前に採血で調べておけば、予防できたこともしばしばです。「定年退職したと思ったら、大きなすい臓ガンができていた」私が慶応病院にいたときにそんな患者がいました。油断が原因です。3~4ヵ月後には死んでしまうことでしょう。腫瘍マーカー採血でちょっと調べておけば防げたのです。
手軽に採血して健康管理をする
とにかく、身体を調べて状態を把握しておく、ということは大切です。たいていの人は、自分の身体の中の状態に何らかの不安をもっているものです。「調べるのが怖い」という人もいますし、「調べなければ気がすまない」という人もいます。
「身体を調べなければ・・・」と思っても、病院に行く気にはなれない人が多いようです。それもそのはずです。病院というのは、あくまで「病気になった人を迎えるところ」だからです。また、保険医療制度は、「病気になった人の治療費を公費で負担する」という制度です。「気軽に身体を調べてもらう」というのは、本来の保険医療制度がカバーする範囲ではありません。病院もそれに対応するつくりになっていません。
採血して、その結果を判定するのは意外なほど簡単です。少し教えてもらえば、医療従事者でなくてもすぐわかるようになります。「手軽に採血、結果は自己判断+スタッフからのアドバイス」という健康管理を実現したいものです。
メディカルサロンの使命
画像検査技術が進歩しました。ヘリカルCT、MRI、PETなどを実施している医療機関もあります。それらの弱点は、結果説明が簡潔すぎることです。それらの検査を行ったら、ついでに家庭教師のような感じで教えてもらい、「人体のことを学ぶ」に取り組んでもらいたいものです。身体のことを学ぶと、健康管理への取り組みが自然になり、体調絶好調で長生きすることにつながります。
メディカルサロンは、医療社会の改革に取り組んでいます。
「ブラッと訪ねて、採血できる。結果はメディカルサロンスタッフと楽しく協議できる」「PETやMRIなどを申し込めて、結果を家庭教師のように教えてくれる」
そんな医療現場を実現するのもメディカルサロンの使命です。