風本真吾の生涯テーマその5
健康管理の学問化とその学問に基づく実践指導
医師が学ぶ医学は、病的状態を訴える人を見て初めて何かを語れる医学です。「お腹が痛い」「頭が痛い」などの症状を聞くとその対策を次々と語ることができます。
しかし、今現在健康な人を見たときに、医師は何かを語ることができません。
「私は50歳になりましたが、健康でぴんぴんしています。この先もずっと元気に過ごしたいのです。どうしたらいいでしょうか」
と医師に尋ねてみてください。「1年に1回、人間ドックに行きなさい」
という程度の幼稚な返事しか返ってこないことでしょう。つまり、病気の治療に関して医師はプロですが、健康の維持・増進に関しては素人なのです。だから、医師自身が決して長生きしているわけではありません。
健康管理の学問化
医師が、健康な人を見て健康維持・増進について語ることができないのは、その分野についての学問がないからです。学問がないから、医学部で学ぶ機会がなく、語ることができないのです。健康管理に関する学問が存在すれば、健康な人の前での医師の価値は飛躍的に高まります。
その現状から、風本真吾は健康管理を学問化することに生涯を賭けることになりました。メディカルサロン創設の初期の頃からです。四谷メディカルサロンの会員になっている多くの人たちとの接点を深めながら、健康管理を学問化し、その学問にもとづく実践指導型の医療を日に日に成長させています。
それらの内容は、書籍「一億人の新健康管理バイブル」(講談社)とその文庫版「あなたの健康を保証する本」(三笠書房)にまとめられています。
健康管理学の概略(寿命管理、体調管理、容姿管理に分化)は、メディカルサロンのホームページに掲載されています。参考にしてください。